<前略>
8月21日の「個別受注開発製品における顧客要望の設計変更で納期遅れを起こさない技」に付随してお教え下さい。
先生がご呈示されている方法でしたら恐らく顧客要求に対する、理解違いや理解不足などは確かに起こらないと思います。しかし弊社の場合には顧客の多くが全世界に散在しており、先生が提示されているような方法を取ることは物理的に非常に難しく、どうしても窓口になる営業技術担当者経由で顧客要求の把握をせざるを得ない環境にあります。
このような場合に顧客要求仕様を齟齬及び漏れなく的確に把握する方法何かありませんでしょうか。
<後略>
言語の問題がなければ、Web会議システムを用いて顧客エンジニア達と開発設計担当者達が直接やりとりを行うのがベストです。この際私が提唱しております設計思考展開を用いて、お互いの思考の矛盾や漏れを排除しながら進めると効率がよいと思います。
言語が異なる場合でも、自動翻訳システムを用いると言語に起因する行き違いも防げます。
Web会議が無理な場合には、設計思考展開票をEメールで交換する方法でも、目的を叶えることが出来ます。