<前略>
昨年10月に貴ホームページに掲載された「Windows XPのサポートが終わるがCAD・CAE・設計事務用途のPCをどうすべきか?」を拝読して、お問い合わせさせて頂きました。
弊社では、この問い合わせ先のような、ネットワークの物理的な分断がされておらず、CAD用途、資料作成用途、社内ネットワーク用途とも、同じPCを用いております。当然社外に対する接続では、ファイアーウォールを介しての接続です。
このような環境下にありますので、PC個々のセキュリティーを考えると、そのサポートが終了するXPのままでは今後が不安です。
XPをそのまま使い続けることにより、XPの弱点を突く不正アクセスなどに攻撃された時に、ファイアーウォールだけに頼ったセキュリティー対策では、何れは破綻が生じるのではないかと懸念しております。
このように考えますと、少なくともWindows7機に順次取り替えてゆく方向性が、最善の選択と思われ、現在その方向で動いていたのですが、ハードスペックの都合上、PC総入れ替えを行なわざるを得ず、CADなどのバージョンアップも必要となり、費用面で上層部から待ったがかかってしまいました。
確かに貴ホームページの質問者のような構成に出来ればよいのですが、この方法を採用しても、追加で膨大なPC導入が必要となり、今更我が社も同じようにというわけにも参りません。
何か良い手立てはないのでしょうか。
<後略>
難しいと思います。
何れにしろ、費用がかかることは覚悟する必要があります。
ただ、将来的なことを考えると、この際、10月の質問者のような構成にして置いた方が、次のサポート打ち切りの時、自由度が増えると思います。
なお、10月の質問者のケースの場合、例えばCAD用のネットワークにあるデータを、外部に発信するメールに添付しようとしたとき、どうしてもUSBメモリーなどを介する必要性があります。
このような行為も、悪意を持った、外部からの侵入者に狙われ易いところとなりますので、十分注意をされることをお薦め致します。