弊社では、20年以上前に行った2次元CADデータの電子図庫化にあわせ、それまで蓄積してきた手書図面や、紙原図として管理していた3次元CADで作成した図面を、電子図庫化致しました。2次元CADで作成した原図で、間違いなく最新の状況にアップデートされたCADデータが存在する物は、そのままのデータとして、それ以外の物についてはTIF形式のイメージデータで電子図庫に登録した。
またイメージデータの原図は、紙図面も保管しておき、図面変更する場合には、紙図面に変更処置を加え、それをイメージ化して電子図庫に登録するルールとした。イメージデータのCADデータ化は、当時同時に検討したが、費用対効果が薄いという結論で、行わなかった。
その後十数年前に3次元CADの導入を行ったのだが、原図データとしては、3次元から2次元CAD図面化した物を最終原図として、従来の原図管理システムを用いて管理を行っている。
この際、設計段階で用いる、流用しようとする従来部品の3次元化は、都度オペレータに作図させ、計画図に織り込むルールで運用している。現状では生きている図面の9割以上が3次元化されている。しかし補給部品用途も含めると、弊社商品の使用年数が長いという特性もあり、その3次元化率は、1割を下回る状況である。
本年度年初より、弊社経営環境も、先行き不安の懸念があり、あらゆる側面からの無駄削減に取組んできた。そして3次元CADは、投資対効果の点で、問題ありとの烙印を押され、この20年来の振り返りも含め、様々な側面から検証を行ってきた。
しかし3次元CADやPLMと言う側面からは、素人に近い我々の目では、これと言って致命的な判断ミスや取組みのミスを犯してきたとも思えない。
たまたま「PLM環境の更新を」と言う売り込みが某販社からあり、渡りに舟と、廉価でそこのPLMコンサルタントに、5日ほど掛け、現状やこれまでの経緯を見て貰った。
結論的には、彼らの商品売り込みが目的だから当然と言えるが、以下他の問題点が列記されて、早急なる対処が必要と結論づけられた。
販社コンサル指摘事項しかし指摘された内容は、どう考えても弊社の実状や製品特性、企業文化から考え納得できる物ではなく、本日目的外のご来社にも拘わらず、無理矢理にお時間を取って頂き申し訳ない、是非ご見解を賜りたい。