＜前略＞
質問ではないのですが、このたびは本当に先生のおかげで助かりました。熊本の震災で部品供給が途絶えて、生産中止を余儀なくさせる製造業が各所にある中、弊社では都合３ヶ月分の在庫を確保していたために、何とか生産中止を行わずに済みそうです。
今３ヶ月分の在庫は、東日本大震災の後に先生が御提起された「過度の在庫縮小やバックアップ生産体制の不備は、己の首を絞めるに等しい経営選択」が切っ掛けでした。
役員及び幹部一同で御提起内容を精読して、弊社の生産システムに落とし込みました。バックアップ生産体制拡充までには至っておりませんが、少なくとも適切な在庫や部品調達地域の多様化という面ではほぼ完成形に近づいておりました。
会員では無いのにも拘わらず、無理を言って会員オンリーのページまで読めるようにして頂いたおかげで、これらを参考にさせて頂き、様々な対策案や新生産体系・開発体系などへの移行が実現できました。
本日の役員会でトップより、「改めてお礼にお邪魔させて頂きたいが、取り急ぎお礼のメールを早急にお送りしろ」との指示の下連絡をさせて頂きました。併せて「株主総会終了後の、７月上中旬辺りの先生のご都合を伺って置け」との指示もございました。
＜後略＞
私の独断と偏見満ちた提言を採用頂き、しかも実践頂きありがとうございます。
私もこのたびの熊本震災でトヨタを筆頭に、多くの生産中止製造業が出たことに、地団駄を踏んでおります。「何と私の発信力は弱いのか！」と。
また、未だに東日本大震災の教訓を学ばずに、生産中止に追い込まれる製造業があるとはと驚いております。東日本だけではなく、中越沖、神戸と数年置きに痛い目を見てきたはずなのにと。