<前略>
弊社の主力製品である**は、恐らくご存じだと思いますが、強力な発熱源を持っております。そして製品がコンパクト化するにつれ、従来ならメカ的に行っていたセンシング機能は、非接触の光学式などに置き換わっております。ところがこのセンシング機器マウント部を一定温度に保つことが難しく、熱影響による変形により、誤作動を生じさせる不具合が多発して、新製品の開発を行う都度、大きな課題となっております。
現状では、現物で試行錯誤的にセンシング位置を変えたり、冷却や伝熱遮断を行うなどして何とか開発に漕ぎ着けているのですが、効率が悪くて仕方ありません。
私からは、「常々物を作る前に予測をし、フロントローディングに不具合を押さえろ」と申しつけてはいるのですが、生憎弊社の技術では出たとこ勝負にならざるを得ない状況にあります。
それでも数年前までは、現状ほど製品そのものがコンパクト化されておらず、試行錯誤でも上記処置が何とか取れたのですが、現状ではそれも難しくなって参りました。
また先生がご著書で書かれているよう、「現物の状況を具に知れ」というお言葉に従い、サーモビューアなどを購入し現物現象把握を行おうとするのですが、製品内部の状況は、カバーなどを開けてしまうと、熱雰囲気の状況が変わってしまい、巧く状況把握が出来ない現状です。
またCFDソフトも購入して使い始めたのですが、それらしい解析結果は出るのですが、一向に問題予測には結びつきません。
弊社内の調整が済み次第、ご指導を仰ぎたくお問い合わせをさせて頂いたのですが、まず先生は、弊社のような事例解決を、これまでご経験しておられますでしょうか。また、ご経験がおありになった場合、その際ポイントになったのはどのような所でしょう。お支払いする費用の概算も含め御回答頂けますと幸いです。
<後略>
ご質問1
「弊社のような事例解決を、これまでご経験しておられますでしょうか」
回答1
ハイ
複数社で貴社製品に類する製品開発で、予測設計を駆使したフロントローディング設計体制確立に成功しております。
その手段は、常々私が提唱しております、“現物から状況を把握”、“製品の仕組みや物理現象を、物理の法則に従い論理的に漏れなく把握”“現物・現象を正確に再現した予測モデルでの問題発生予測と対策”アプローチを駆使した取組みです。
ご質問2
「ご経験がおありになった場合、その際ポイントになったのはどのような所でしょう」
回答2
製品が大きかった時代には、熱伝導や熱風による影響を、熱遮断することで、恐らく充分に対処できたのだと思います。しかし製品がコンパクトになると、熱源とセンサーマウント位置が近づき、輻射熱を無視できない状況に陥っているのではないかと思います。
以前他社で、今回の製品とは違う貴社製品を、拝見したのですが、ステンレス板を用いて輻射熱対策をしているらしき部位を見受けました。今でもこの技術が、伝承もしくは水平展開されておりますか?
ご質問3
「お支払いする費用の概算」
回答3
弊社で標準的に用意しておりますコンサルティングパッケージコースをお勧め致します。詳しく状況を把握してからでないと何とも言えませんが、どの程度私のお手伝いが必要か(問題の難しさ、貴社メンバーの保有技術レベル他)によりその金額は大きく変わって参ります。
(**万円/月) |
(**万円/月) |
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各月平均訪問支援(年間合計回数) | |||
各月平均弊社へご来社頂いての支援(年間合計回数) | |||
各月平均Eメール/電話/FAXでの支援 |
上表訪問などの回数は、各月その範囲内等位意味ではなく契約期間を通しての平均回数です。集中的に支援が必要な時は、私どもの都合が就く範囲内で集中的にご支援申し上げます。