徳川第5代将軍が将軍に就く前に住んでいた白山御殿跡地に、貞享元年(1684)に幕府が作った「小石川御薬園」がこの植物園の前身です。このため園内には、8代将軍吉宗が設けた「小石川養生所」の井戸など、歴史に触れることが出来る、樹木や遺構が今も数多くの見られます。明治に入ると東京大学の附属植物園となり、一般にも公開される様になりました。
隣接する東京大学総合研究博物館小石川分室には教育標本を中心に展示がされています。入場料は無料ですので、ついでに立ち寄られることをお勧めします
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旧古河庭園(ふるかわていえん)は、元々陸奥宗光(明治の元勲)の別邸でした。次男潤吉が古河財閥の養子になったため、古河家の所有となりました。
現在の建物や庭園は、古河家3代目の虎之助が築いた物で、洋館と洋風庭園の設計者は、ジョサイア コンドル(英国人、鹿鳴館、ニコライ堂などの設計者)です。
日本庭園は、京都の庭師小川治兵衛の手によります。小川治兵衛は、京都の無鄰菴(山県有朋別邸)、平安神宮神苑、円山公園、など数多くの名庭園を築いている、明治を代表する庭師です。
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最寄り駅が上で紹介した駒込のため、2010年に続いて再登場です。写真は昨年連休の新しい写真を載せますが、今年は様々な花の開花が少し遅めなので、景色が違うかもしれません。
六義園(りくぎえん)は、元禄時代に7年の歳月をかけて、柳沢吉保により作られた中之島を有する庭園です。明治時代には、岩崎弥太郎(三菱創設者)の手に渡り、昭和13年に東京市に寄付され一般公開されるようになった名庭園です。四季をを通して様々な花が咲き誇り、連休頃はツツジが見頃となります。
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