<前略>
この大不況も近い内(2〜3年以内)には収まり、弊社にとっては次なる過酷な進展を余儀なくされると予測しております。そのとき、ワールドワイドの競合他社に先駆け、猛ダッシュで先頭を走るためには、強力な製品開発力を備え、一気に市場を席巻できる商品力と商品供給力が必須と考えております。
弊社でも、この不況期、無闇に新商品を市場投入しても無意味と、大幅な再発案件の削減を行っており、開発業務と言う面では相当量の余力を残しております。ですから今の内にこの余力を生かし、しっかりとした開発力固めの態勢作りを行っておきたいと考えております。ある意味、苦境をチャンスにして、一気にワールドワイドマーケットにおける弊社のポジションを、確固たる物にしようとする考え方です。
このためには、能書きではない、真に強力な商品力と商品供給力を生み出す力を蓄える必要があり、弊社の製品開発部署や物作り部署の徹底した体質強化を行いたいと考えております。
しかし、この体質強化なる物が難題で、弊社では私が入社して以来30年以上、毎年何らかの体質強化策が打ち出され、年度前半は皆何となくその取組につきあっているのですが、年度終わりには「そんな話もあったな」などとすっかり忘れ去られている様な悪循環が続いてまいりました。
この30年来の取組が全く無意味であったとは申しませんが、今回私共が目論んでいる取組は、このような弱い取組では絶対にうまく行かないとも考えております。
そこで私が持つ系列会社や、学会・業界団体など様々な人脈から、弊社の思いを実現してくれるような指導者はいないかと探し回った結果、突然のお問い合わせを御貴殿に行わさせて頂いた次第です。
簡単に、弊社の現状及び過去5年間の本件に拘わる取組を・・・・
<中略>
・・・・以上かなり大まかな情報かとは思いますが、提示させて頂きました情報の範囲で構いませんので、以下にお答え頂けますと幸いです。詳しくは当方の態勢が整い次第打合せを行わせて頂き改めて見積もりをお願い申し上げますので。
質問事項==>
弊社から貴社に設計改革のコンサルをお願いした場合、どれくらいの費用と期間が掛かり、その投資対効果は如何ほどなのか。
<後略>
直接お話しさせて頂き、私からの様々な確認点をお問い合わせさせて頂かなければ、確定的な事は申せませんが、現在頂いております情報をから判断すると、貴社のニースは私共のシーズと完全にマッチングすると思われます。まさに私が最も得意とするコンサル案件ですし、現時点で数社貴社と同様な目的での取組をご支援申し上げております。
さてお問い合わせ頂きました費用と期間ですが、これ貴社の状態とニーズを子細に把握させて頂かないと断定的には申せませんが、恐らく下記のようになると思います。
また投資対効果につきましては、業種・企業規模・それぞれの現状ポテンシャルなどにより大きく差が出ますが、私共が常々各所でフロントローディング設計の効果として紹介しておりますA社さんの例を図1、図2に示します。但し掲載するグラフの数値は、A社さん御監修の上、様々な所に手を入れておりますので実際の数字ではありません、これをご理解頂いた上でご覧頂きたいと思います。
1 ご支援の流れ
2 それぞれの費用概算(3 ご支援の流れの番号に対応します)
3 現状診断3ヶ月間〜の内訳
4 投資対効果の例(A社様)