<前略>
先生のご支援を一時中断して頂いてからまもなく一年になりますが、その後も推進スタッフを中心に、先生にご指導頂いて策定した実行計画に従い、滞ることなくその取組を進めて参りました。
先生にご支援の一時中断をお願いせざるを得なくなった原因である、売り上げの大幅低下と膨大な在庫増加は、生産量の大幅ダウンを行うだけでなく、この十年来矢継ぎ早に行ってきたモデルチェンジや新製品投入のペースも落とさざるを得ない状況に、あれ以降陥っておりました。
しかし弊社の経営から見たら大問題であるこの現象は、図らずも私たちの取組には、ある意味追い風状態を生み出しております。開発のペースダウにより生じた余剰工数をシフトさせ、私たちの取組に潤沢な頭脳と人手を投入できるようになり、「もっと人手を回せ」と常々先生からお叱りを受けていた状況が一変しており、取組の進捗も計画を超えるペースになっております。
そこで先生にご相談ですが、フロントローディング設計にチャレンジできる設計者が増加するに従い、CAEツールのライセンス数の問題が生じて参りました。以前先生に「ムダなほどのライセンス数を持っている」と指摘を受けたライセンス数が、全く足りない状況に陥ってしまいました。
ある意味嬉しい悲鳴ですが、現下の弊社経営状況では、数千万の設備投資(CAEソフトライセンスの追加購入)など上申できるわけもなく、一方「予測型設計をしろと言われても予測ツール(CAEツール)が満足に使えないのでは、話にならん!」と言う設計現場の声との板挟みになり、やむにやまれず、困った時の神頼みと先生にご相談申し上げる次第です。
なにか画期的な手はございませんでしょうか。
<後略>
ございます。
三年弱の私のお手伝いで、私からお伝えした様々な考え方を思い出してください。
予測型設計に用いる予測ツールは、必ずしもCAEツールだけではないと言うことはご理解頂いていると思います。実験計画法を用いた実験的アプローチでも、従来工学式を用いた手計算でも立派な予測設計は叶います。
ましてやCAEツールは、今**さん達がライセンス数の問題で悩んでいる高価な本格的CAEツールから、学校教育用や入門用の極めて廉価(場合によっては無償)ツールまで千差万別です。
さすがに無償で提供され、プリ・ポストも極めて貧弱な(場合によっては無い)ツールを、実際の設計現場の設計者に使わせるのは、現実的ではありませんが、扱える要素数の制約などを除けば、現在お使いの高価な本格的CAEツールにも劣らないツールもございます。
このようなツールを、知恵と技で使いこなしてやれば、予測設計ツールは、費用を掛けずして容易に拡充できると言うことです。
“知恵と技で使いこなす”方法は、既に一連のご支援の中で私からお伝えしており、@@さんや¥¥さんは完全にマスターしておりますので、その技を広く設計者達に伝承する手段さえ講じてやれば、大丈夫の筈です。
尚、具体的には、私がCAE活用方法をご指導申し上げた際、皆さんにお使い頂いた--------------がこの条件に適合します。1ライセンス10万円以下ですので、今目論んでおられるライセンス数を追加購入されても、数百万の投資で済みます。
----会員以外の皆様へ-----
推奨したソフト名は会員の方のみお伝え致しております。悪しからず。