<前略>
早速のご回答ありがとうございました。当面は、トップからの指示に先手を打つ形で、私が主導して取組を進めます。
さて、貴ホームページでおおよそのご支援頂ける内容は想像付くのですが、弊社のようなケースでどのような段取りと進め方でご支援頂けるか、またその際の費用と期間はどの程度かかるのか、さらに当方側の人的負担はおおよそ何人工程度を観ておけばよいのかをお知らせ頂けると幸いです。
具体的にはご来社頂き打合せの後にお見積もりを頂くことになると思いますが、前もって配下の幹部達のコンセンサスを取り付けることと、お願いするに際しての費用の捻出が必要となりますので宜しくお願い致します(正式にトップまでの稟議を回さず、先手を打つ形で内密にこの取組を進めようと思いますので)。
<後略>
@@さんが目指す「本当の意味での体質強化のリストラ」とは、「製造業の本分である、全世界の顧客が求める商品(製品)を、的確に開発・生産・市場供給し、そこから適正利潤を得る活動を最大効率(最短期間開発・開発のムダ撲滅・他)で遂行できる実力を身につける」事だと、私は理解致します。
一方グリーンスパンが言う「百年に一度の津波」、即ち“第二次世界大恐慌”に突入した今、自動車をはじめとする大衆消費財のマーケット縮小が日々急激に進んでおり、この波は設備産業、サービス産業へと波及し始めております。何か画期的な手段を何処かが打たない限り、恐らくここ数年の世界経済は、総竦みの状態に陥り、マーケットの大幅縮小を覚悟せざるを得ない状況と考えます。
このような状況ですから「いくら製造業の本分を追求しても、売るべきマーケットがないなら、いずれにしろ事業規模の半減、更なる縮小は必然だ・・・“本当の意味での体質強化のリストラ”を苦労して行っても意味がないのでは・・?」と言う異論が必ず出されるでしょう。
しかしこの異論は、あくまでもマーケットシェアーを現状維持させた場合を想定した異論です。少なくとも複数企業がマーケットを分け合っている商品においては、その商品力次第でマーケットシェアーが大きく変動することになります。
要するにマーケットボリュームがたとえ半減しても、自社のマーケットシェアーを倍増・三倍増できれば、適正コストで市場供給されている商品である限り、利益を増やす事は可能です。さらに「本当の意味での体質強化のリストラ」が実現できれば、その利益は、いやでも倍増・三倍増できるでしょう。
今は非常事態です、他の競合メーカからは恨まれるかもしれませんが、市場を席巻することにより売上量の確保・増加・倍増・三倍増・・・を、商品力と販売力で打ち勝ってゆくしか無いと思います。
私が知る限りの@@さんの事業部署は、皆さんの頑張り次第で充分に上記戦略が可能と考えております。但し市場で拝見する貴社商品から、私が勝手に判断した可能性ですが。
そしてそのためには、貴事業部署の現状を徹底的に把握し、その中から商品力や開発力を妨げている問題点を隈無く洗い出すとともに、人材・固有技術などにおける現時点での強み弱みを徹底的に把握した上で、最短期間で上記ゴールにたどり着くための緻密な計画をたてることがまずは肝要です。そしてその上で、立案した計画を、愚直にまで実行する取組が必須で求められれます。まさにこれが@@さんがおっしゃられるる 「本当の意味での体質強化のリストラ」のはずです。
と言うことで、以下に、現時点で私が保有いたします貴社情報の範囲内でご提案する、掲げるべき目標、ご支援の段取り、費用などを列記致します。
1 「本当の意味での体質強化のリストラ」を実現するためにご提案する目標
「全世界の顧客が求める商品(製品)を、的確に開発・生産・市場供給し、そこから適正利潤を得る活動を最大効率(商品の取捨選択・最短期間開発・開発のムダ撲滅・垂直量産立上・品質問題撲滅など)で遂行できる実力を身につけ、平成23年度以降には、平成19年度事業利益に対して常に倍以上の事業利益を生み出せる態勢を実現する」
2 具体的な実施目標
**これらの具体的な目標実現のための取組には、私どもが開業以前から合わせると20年以上各所で培った経験とノウハウを基に、私自身が実際に皆さんと一緒になって取り組んでゆく形のご支援を申し上げます。
3 ご支援の流れ
4 それぞれの費用概算(3 ご支援の流れの番号に対応します)
5 貴社にお願いする人工(3 ご支援の流れの番号に対応します)
6 現状診断3ヶ月間〜の内訳