質問 |
企画部門・設計部門・製造部門がバラバラに効率化を行っている。本当の意味でのコンカレント化はこれでは進まないと思う。やっているつもりで出来ていないのではと思う。強力に推進する押さえどころは何処ですか? |
回答 |
コンカレントの目的は商品開発業務や体制全体の改革です。部門毎が独自にバラバラに取り組んでいたたのでは、効果は半減どころか悪くするとマイナスになる場合もあります。
しかし多くの製造業見られる部門間の壁は、なかなか"判っていても出来ない"状態を脱する事を許してくれません。どこかの部門が関連部署を取り纏めて動こうとしても、その利害が絡む他の部署からの横やりは必定ですので。
では、全体で一丸となって取組にはどうしたらよいか?と言うことになりますが、私共が手がけて巧く行っている例では、以下の3つがポイントになっております。
@ 極めて強いトップダウンによる号令
A 強力な調整力を持つ推進組織
B 外部の目から見た冷静な現状把握・分析・計画
そして具体的な進め方は私の著書や、雑誌などの記事中に示してあります「コンカレントエンジニアリングの導入フロー」を参考にしてください。
本フロー図が掲載されている書籍雑誌を下記致します
「コンカレントエンジニアリングによる設計の改革術」ページ 日刊工業新聞社
CAD&CG エクスナレージ社 2000年10月号
「インフラ先行の3次元CAD導入、さらなる意識と組織変革を」P 120〜125