コンカレント設計、3次元設計のベストプラクティス

質問コンカレント設計、3次元設計のベストプラクティスは

回答
残念ながら現時点では、我が国のどのような製造業にも当てはめられる、最良な導入方法は存在しないと思いますし、またそれぞれの製造業においてコンカレント設計や3次元設計が、必ずしも設計業務や製品開発業務の生産性を上げるための最良解決手段になり得るとは限りません。(コンカレント設計や3次元設計何れも、若しくは何れかを要らない、かえって邪魔になる製造業もある)
しかし多くの製造業では、これらが製品開発業務の生産性を上げるための、大きな切り札になるであろう事も事実です。コンカレント設計や3次元設計はあくまでも手段です。しかし今、多くの製造業でこれらが目的になってしまっているおかしな場面をよく見かけます。
本来、製品開発業務の生産性を上げる為には何をなせば良いのかを、明確に把握しての手段の選択であるべき所を、世間の風潮に惑わされ(CAD販社や一部マスコミに煽られ)短絡的に手段を選んでしまうような、愚を犯している場面だと思います。
質問への回答いたしましては、私の寄稿した以下の書籍に詳しく述べてあります。

・CALS NEWS 7月号〜12月号(日刊工業新聞社刊)の連載記事
"コンカレントエンジニアリングのすすめ"
・機械設計12月号(日刊工業新聞社刊)の特集記事
"パソコン3次元CAD導入ガイド"
尚、ユーザー及び会員の皆様にはリクエストいただければ、その要点を図示いたしました以下の図をFAXさせていただきます。・・上記記事中にある図です
「コンカレント設計の導入フロー図」
「3次元CAD導入へのプロセス図」 以上