設計者自身が使うCAEツール
質問 | 設計者自身が使うCAEツールの検討を行っておりますがお考えを聞かせてください. I-DEASは設計者自身が使うCAEツールとして向いていますでしょうか. |
回答 |
拝啓、貴社益々ご清栄の事とお喜び申し上げます
先日は私のつたない話をお聞き戴きましてありがとうございました、その上 拙著をお買い上げ戴きましてどうもありがとうございました。
さてお問い合わせの件、私共は以下のように考えております。
1.設計者自身が使うCAEツールの要件
2.旧ラズナへの評価
3."設計者自身が使うCAEツール"の視点からのI-DEAS評価
上記私共の要件は満たしております。ただし一部のFEM要素で(6面体2次要素等)不可解な解を経験しておりますので実際の使用時には厳密に確認を取った方がよいと思います。
4.参考
先日のセミナーで紹介致しました設計の上流段階でCAEを旨く使って開発期間を1年半から半年に落とした例、使用したCAEツールはANSYSです。
以上昔からお話しておりますようにCAEを生かすも殺すも使う"人"次第であり、またその"人"は決して解析の専門家である必要は無く対象製品に通じ,そのメカニズムを十分理解している"人"又は理解できる"人"である必要があります。
ただし設計者に道具をポンと渡し自分で考え工夫して使いこなせと言うには旧ラズナでも無理が有り、すべてのCAEの道具に言えることです。この部分でのサポートセクションが行う"お膳立て"がその導入の成否を左右することになります。
私共にはこの辺りの膨大な経験やノウハウが御座いますのでご活用い戴けますようお願い申し上げます。