CAE/CAD/CAM CONSULTANT 有泉技術士事務所

緊急掲載!
 こんな中国成形メーカは使わない方がよい!
 技術盗用どころか図面や情報の漏洩が怖い

連載中の日刊工業新聞社刊 機械設計誌 2月号(平成22年1月10日発売)への掲載予定記事
「3次元CADの動向と将来展望(後編)」は来週掲載致します。

最近ひょんな事で、「中国の金型メーカが弊社のHPコンテンツを盗用している」旨の情報を入手し、早速弊社スタッフ総出で調査を行った。その結果何社かの弊社コンテンツの盗用を発見したのだが、以下にアドレスを掲示する中国成形メーカは極めて悪質だ。

会員の皆様も内容を確認頂きたいのだが、私が行う皆さまへの情報発信の一部を、あたかも自分の意見の如く盗用するようなかわいい手口ではなく、そのまま殆ど全てを、しかも手を殆ど加えることもなく、堂々とあたかも自分たちの情報発信の如く盗用していたのである。

恐らく日本企業からの受注を目論見、自分たちの技術力をアピールしたいが故の行為だろうが、あまりの知的所有権に対する意識の低さである。また最初に入手した情報では金型メーカと言う事だったが、実際は成形メーカであった。

盗用した輩がどのような人物かは知るよしもない。しかしそれなりに日本語を理解し、一部なりとも稚拙な改竄を加えることができると言うことは、我が国留学の経験を持つか、現地の日本系企業での勤務経験を持つ者の仕業と考える。

そうなると知的所有権に対する意識の低さに一つの疑念が生ずる。ただ無知な故の意識の低さではなく、重要性を十分に認知した上での、“使った者勝ち”“バレても日本官権の手は及ばない”的な極めて悪質な確信犯では無かろうかと。

我が国企業の殆どは、企業コンプライアンスに厳しく神経を使っている。特に意識の低い中国などの出身者には、徹底してその重要性を説き、守らせようとしている。だから盗作を行った者が、もし日本企業に席を置いたことがある者なら、自分の行っている行為が如何に悪質かを十分認識しているはずである。

日本系企業の経験が無く、留学経験だけの者にしても、少なくとも大学なりを卒業して帰国しているのであれば、やはり知的所有権の重要性は、日々たたき込まれてきたはずだ。日々の留学生活の中で、本例の様なあからさまな盗用を行ったレポートを提出したら、よほど盆暗な教授でもない限り、赤点が付いて戻ってくるはずだからである。当然卒論では、参考文献や出典などの明記を厳しく言われただろうし、本件のようなパクリでは不合格になっても文句は言えなかったはずだ。さらに知的財産権に関するカリキュラムは、工学系なら何処の大学でもあるはずだ。

さて本事件をあえて会員の皆様に緊急に紹介したのは、以下に列記するような事態が生ずることを危惧するからである。皆様の会社で海外の部品メーカ、特に中国の部品メーカに部品発注などを行う場合、私が危惧するような危険性があることを承知した上で、もし問題が生じた場合の回避方法も事前に講じた上での活用に止めるべきだと考える。くれぐれ注意をされることを、老婆心ながらご忠告申し上げる。


1 私が該当中国メーカに抱く危惧(上で紹介した確信犯的行為から推定して)


2 盗作を行っているページと盗作された弊社のページ

     (それぞれのタイトルをクリックすると該当ページが開きます・・会員以外は弊社ページしか開きません)



該当する中国企業のURLを、例え盗作者と言えども無断で会員以外に公開する事は憚られる。 ご興味のある方は、弊社ページの文節や、上記した著作権侵害コンテンツのタイトルをキーワードにウエブ検索してみてほしい。

但し検索されてくるコンテンツは複数あり、その内の日本系現地企業については、既に現地スタッフが独断で掲載した旨断りがあり、当該ページは閲覧不可能になっている。上記した問題中国成形メーカではないのでご注意頂きたい。